2024年度　琉球大学公開授業（後学期）

70. 教育の社会史　　　専門科目

■講義内容／

　我々が経験してきた現行の“教育”は、古来から続く次世代育成の特殊近代的な形態である。では、かつて行われていた次世代育成はどのようなものであったのか。近代の所産である“教育”とは、いかなる歴史的経緯を経て現在に至るのか。本講義は、社会史の成果をもとに、近代以前から営まれてきた次世代育成の多様な展開を確認することで、当然視されている現行の“教育”を相対化するとともに、“日本の教育”に伏在する特異な“日本性”を抽出する。具体的には、社会史と歴史学の方法的相違を説明した上で以下の点を考察していく。子ども観の諸相、近代以前の次世代育成の内容・主体・方法、近代以後の次世代育成の内容・主体・方法、近代教育が日本に導入される過程とそこで付与された日本的特質など。授業方法はプリント資料による講義形式で行う（今年度はZoom等による遠隔講義）。

■担当教員／背戸　博史（地域連携推進機構　教授）

■初回授業日／１０月８日（火）

 
■場所／オンライン

 
■曜日・時限／火曜日・４時限目（14：40～16：10 ）

 
■受講料（単価料金）／4,800円

■定員／１０名

■受講者への連絡方法／休講時や課題等の連絡はEメールにて行う。

■備考／Zoomによる遠隔講義を予定しています。

【後学期 申込み期間】2024年9月2日(月)～9月19日(木)

◆お申し込みについて

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